2019.03.02
上下大臼歯部インプラント一次手術難症例
70代女性の患者様です。全体的に歯がぐらついているので心配になり来院されました。レントゲン写真より、その原因は、歯周病の進行と歯の欠損があるのが原因であると説明しました。右上の欠損部は隣在歯に補綴物が装着されていますのでブリッジ、左上はインプラントで対応しました。右下7番も重度の歯周病が認められたので抜歯しインプラントで対応しました。
左上のインプラントは、上顎洞が接近しておりましたのと高齢の女性ということを考慮してサイナスリフトは行わずボーンベッキングテクニックで対応しました。右下7番は下歯槽神経まで距離が近すぎたのと骨が欠損してたので、下歯槽神経移動術で対応しました。ですので、術後のレントゲンではフィクスチャーが下歯槽神経を突き抜けているように見えますが、実際は避けて埋入されております。これらは、私のこれまでの経験してきた技術をCT画像を読影しながら行っております。
上顎のインプラント手術
下顎のインプラント手術