骨が無いからインプラントできませんと言われた方、是非お越しください。
難症例を得意としています。口腔癌検診も行なっております。
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歯周病治療
- 問診
主訴はもちろん、現在の健康状態や常用薬、ご家族の遺伝的な状況、日頃のブラッシングの方法や 回数など、様々な角度からお伺いします。 - 検査
次のような項目について検査を行います。
【デジタルX線撮影・口腔内写真撮影】
X 線撮影による、骨の吸収の度合や周囲の骨の欠損の状態などを読み取ります。
口腔内写真は初診時のお口の中の状態を写真で保存し治療経過の説明や、治癒の状態を確認するのに使用します。
4~6mm P2:中程度の歯周炎
6mm以上P3:重度の歯周炎
水平方向(左右)へ 1mm以上 2度
垂直方向(上下)へ 沈み込む 3度
【お口の清掃状態】歯垢染色液などを使いお口の中の清掃状態をチェックします。
- 診断
以上の検査を踏まえ、進行の度合いに応じた治療計画と回復の見通しをを立てます。
治療は大きく分けて次の3つの区分に分類されます。
2 治療経過によって処置方法を考えるもの
3 完全に残すことが可能な状態
- 1 プラークコントロール(歯肉縁上歯石除去)
歯周病の原因である、歯垢や歯石を除去しするための正しいブラッシング法や補助用具の使い方を指導し、実践していただきます。
磨きにくいところまで確実にきれいに出来るかどうかが大きなポイントです。
そして、歯ぐきの上の部分の浅い歯周ポケットの歯石を超音波スケーラーなどを使い除去します。 - 2 再評価
1ヶ月後をめどに、再度検査を行いプラークコントロールが出来ているかどうかをチェックします。
軽度の歯肉炎・歯周炎はこの時点でほとんど完治します。
これ以後もきちんとプラークコントロールを行い、定期的にメンテナンスを行えば、歯周病になることはありません。 しかし、この時点で深い歯周ポケットがあり、出血が見られる場合は次の治療ステップに進みます。 - 3 スケーリングルートプレーにング(SRP:歯肉縁下歯石除去)
深いポケットがある場合は、歯ぐきの深い部分に歯石が沈着し、細菌に感染しています。この時はルートプレーにングといって、ポケットの深い部分を専用の器具や超音波スケーラーを使用して、歯の根の表面をきれいにする処置を行います。
治療時には麻酔をしますので、痛みは感じません。 - 4 再評価
SRPの後、治癒機関を経て、再度検査をしポケットの深さや出血の有無をチェックします。
ここまでの治療で中程度の歯周病まではほぼ完治します。
この後、必要に応じてかぶせ物などの処置を施します。 - 5 歯周外科治療
ここまでの治療が終了してもなお、6mm以上の歯周ポケットがある場合は大きな骨の吸収や周辺組織に問題があるため歯周組織の手術をする必要があります。
【フラップオペ】
一番よく行われる術式です。
歯ぐきを開いて直接歯の骨や根の部分を確認し細菌や汚染物質を完全に取り除く手術です。
手術自体は一般的な物で安全な物ですが、術後はどうしても歯ぐきが下がってしまうことが多いことと、術前術後のプラークコントロールが非常に重要になります。 - 6 最新の歯周外科手術
この他に、かつらぎ歯科では以下のような最新の外科治療や歯周病専門医として長年の実績から編み出した独自の治療をを実施しています。
(いずれも保険適応外の治療方法です)
【再生療法】
GTR法:歯の周りの骨を人工的に再生する治療です。
ゴアテックスやメンブレンと呼ばれる特殊な膜(生体となじむ安全な材料です)を歯ぐきの中に埋め込み骨の量を増やす治療です。
【エムドゲイン】
歯とその周囲の組織が作られる時に働く物質をジェル状にした液体を歯と骨の間に流し込み骨の再生を促す治療です。 - 7 再評価
以上の治療が終了した時点で検査を行い、完全に健康な歯肉状態を回復したことを確認します。
その後、かぶせ物など必要な処置を行い一連の治療が終了します。 - 8 メンテナンス
全ての治療が終了したら、その状態を維持するためには、ご自身でのプラークコントロールと定期的なメンテナンスが必要です。
1か月に1度は歯科医院んで検査をしてもらいます。その後は3カ月に1度から6カ月に1度歯科医院を訪れてください。
生涯にわたりプラークコントロールを行うことで、それ以上歯を失うことなく豊かで楽しい健康的な人生を過ごすことが出来ます。